人工呼吸講習会

火 旧暦9月6日 友引 癸未 五黄土星 Finn V42 21434日目 7.9℃

会社で定時後に人工呼吸(心肺救助方法 HLR: Hjärt-LungRäddning)の講習会があった。講師は病院の看護婦さんで、今日の受講者は8名であった。習ったことを忘れないうちにブログに書いておく。心臓発作などで人が倒れた時、とっさにすることはまだ生きているサインがあるかどうかの確認である。三つの確認をする。「おいどうした」と大きな声をかけて両肩に手をかけてやり、意識があるかどうかの反応を見る。あごに手を添えて首を伸ばすようにしてやって自分の耳を相手の顔に近づけ、呼吸があるかを確認する。のどの少し横の方に指を当てて脈があるかを見る。そうして電話で救急番号を呼び出して状況を伝える。もし心臓が止まっていたら、救急車が来るまでの間に相手の胸に両手を置き、腕をまっすぐに伸ばして自分の体重をかけて心臓を外から動くように圧迫してやることである。1分間に100回くらいの割と速いテンポで胸を押す。30回押したら、あごに手を添えて呼吸がしやすい首の向きにしてやって相手の鼻をつまみ、口移しに空気を送り込んでやる。これを2回する。そうしてまた胸押しを30回やる。これを何度もくりかえしなさいと教わった。空気で膨らます人形をもらって帰った。人形を使って家で訓練しなさいということである。人形の胸を押すとキュッと音がするようにできているが、余程強く押さないとその音が出ない。この音が出る程度に強く押しなさいということであるが、ものすごい力をかけないとその音が出ない。こんなに強く押して胸の骨がつぶれないであろうかと心配になるくらい強く押さないといけない。それを速いペースで30回も押すと、これはかなりの重労働である。相手が子供である場合は、こんなに強く押してはいけないそうである。また、生きているしるしがある時は、横向きに寝かせて救急車を待つ。横向きにする時はまず相手の右腕を体から30度くらいの角度で広げ、左手を折り曲げて右手の肩にかける。左足のひざを立ててやる。この状態で左足のひざと左肩を持って相手の身体を手前に転がして、横向けに寝かせる姿勢にする、ということであった。普段から練習をしておかないといざという時に役に立たない。それにしても講習会にいくらの費用がかかっているのか分からないが練習用人形まで無料配布する会社の方針もすごいと思う。