アッラヘリゴナ近づく

水 旧暦9月7日 先負 甲申 四緑木星 Antonia, Toini V42 21435日目 10.6℃

運動不足になるので昼休みにはちょっと外へ出るようにしている。2分も歩けば町の広場に出る。水曜日と金曜日はその広場に市が立つ。今日、覗いて見たら、アッラヘリゴナにお墓に飾る花が売り出されていた。あと2週間でアッラヘリゴナである。アッラヘリゴナとは、身近で亡くなった人やご先祖様を偲ぶ日とされている。キリスト教では神様と自分との関係が一番大事で、そのためには、親も兄弟も友達も捨てる覚悟がなければならないと聞いていたから、この国にご先祖様を偲ぶ日があるなんて、日本的というか、仏教的というか、ともかく最初にこの日のことを知った時はなんだか親しみが持てたのを覚えている。ハロウィーンと時期的に重なることもあり、この時期の過ごし方として、アメリカ風にハロウィーンを選ぶか、スウェーデン風にアッラヘリゴナを選ぶか、人によって考え方が違うようである。ハロウィーンはお化けを連想しそうでどこが楽しいのかなと僕は思う。アッラヘリゴナを過ぎると、それから一月でもう、待降節に入る。そうなると「あはれ今年の秋もいぬめり」となってしまう。時の流れは速い。