地震の無い国

木 旧暦9月8日 仏滅 乙酉 三碧木星 Lukas V42 21436日目 2.3℃

スウェーデンに住んでいてありがたいと思うことのひとつは地震が無いことである。過去20年近く住んでいて、体感地震を経験したことは一度も無い。ふだんそれほどそのことを意識していないが、これは意識して感謝しないと罰が当たるかもしれない。それくらいありがたいことである。昔から、地震は最も恐ろしいもののひとつとされてきた。子供の時に体験した地震は、被害を受けたわけでもないのに、本当に怖かった。過去10年間に日本は大きな地震をいくつも体験した。被害にあった地域の子供たちはその怖さをきっといつまでも忘れないであろうと思う。大都会では人口の密集した地に高い建物がたくさん建っている。桁の華奢な橋を見かけることもある。本当に大丈夫であろうか。震源地が遠くでも、地層の構造の関係でゆっくりとした周期の揺れが来ると、建物が共振してしまうこともあるそうである。日本の大都会を訪れることがあっても、あまり高い建物に入りたくないし、地下深くを走る地下鉄にも乗りたくない。P波を検出したらたちどころに、0.2秒の早業で、S波の到来予報を警告するシステムも開発されてデパートなどで実用化されているらしい。すごい技術であると思う。