霧の朝

旧暦6月25日 赤口 癸酉 三碧木星 Dennis, Denise 21364日目

私より早く起きた同居人が、「今朝は曇っているわ。あなたの天気予報は外れましたね。」と言う。しかし、曇っているのではなかった。霧が深かったのである。昼と夜の温度差が大きいと夜から早朝にかけて霧になることが多い。夜露で草は濡れている。地表の水蒸気を含んだ空気が冷やされて霧になる。この霧が出始めると、ああ、秋が来たなと感じる。日が高くなると水滴はたちまち蒸発して、空はきれいに晴れ上がる。そしてみるみるうちに夏の陽射しとなって、昼のうちはとても秋が来たなんて思えない。今日はそんな一日であった。明日は立秋である。

草の上に まだき秋来ぬ 霧の朝