自動車で町へ出れば

年老いたせいかあまり外出しない。週に2度ばかり自動車でプールには行くけれども、その行き帰りにあまり町に寄ることもないので、最近の町の様子をあまり知らない。同居人は毎日のように家の周りだけを散歩するのだが、町へ出ることはほとんどない。僕が連れ出してやらねばならないのだが、毎日知らない間に時が過ぎてなかなかそんな機会もない。たまたま今日は同居人のヘアカットの予約があったので、自動車へ乗せて町へ行った。空に雲はあるが部分的に青空も見える。こんな日は町を散歩するのも良いかと思って少し早めに家を出て港で駐車した。そこは3時間までなら無料で駐車できるのだ。気温は氷点下で寒かったが、ともかくもふたりで歩いてヘアサロンへ向かった。見慣れたはずの町の風景が同居人には新鮮であるらしい。散髪が済むまで僕は本を読んで待った。そのあとふたりで KOHIRO といふお寿司屋さんへ寄って遅いランチを食べた。いつもは二食でランチなど食べないのだが、今日は美味しいランチをいただいた。それからまた歩いて駐車場に戻ったのだが、困ったことにエンジンがかからない。バッテリーが上がってしまったのだ。しばらく途方に暮れた。充電用のケーブルを持ってゐれば隣に停めた人が戻ってきた時に頼み込む手もあるのだが、それも持ってないし、、。僕以上に同居人がオロオロした。落ち着いて何ができるか考へよう。さっきまで動いたのだからちょっとしたことで動くのではないかな。この氷点下の寒さが良くないのかもしれない。ボンネットを開けてバッテリーの側面に両手を当てて、親鳥が雛を温めるようにしばらく温めた。こんな時、ホッカイロがあると便利だったかもしれない。ともかくもその後でもう一度やってみると今度は動いてくれた。ホッと一安心だ。今のバッテリーは4年前に購入したものなのだが、もう替へ時なのだなと思った。

Utsiktsplats Östra Bergen