防災を思ふ

2024-03-14 (木)(令和6年甲辰)<旧暦 2 月 5 日>(赤口 丁丑 二黒土星) Matilda Maud    第 11 週 第 27428 日

 

今週の月曜日(3月11日)は東日本大震災から13年目の日であった。この時の巨大地震の特徴は大津波を引き起こしたことと、原子力発電所の大事故を併発したことであった。今年は元旦に能登半島で大地震があった。日本海側で起きたこの地震でも津波の被害があった。志賀原発も心配であったが、大事故に至らずにすんだ。そのほかこの13年間にあった地震を振り返ると、2016年に熊本地震、2018年に北海道胆振東部地震などがあった。これらを体験した日本で、震災への対策が具体的にどれだけ進んでゐるかはわからないが、折に触れて過去の地震を忘れないでゐることが、個人のレベルでできる備への第一歩かなと思ふ。スウェーデンに住めば地震の被害にあふことはないと思ふが、災害はどんな形で襲ひかかってくるかわからない。また、日本に滞在する間に被災することもありうる。なるべく高度な文明を享受しないこと、日頃から不便な暮らしを厭はないことが減災の秘訣かと思ふが、社会の中で暮らせば自分だけが別な方法をすることも難しいものだ。

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