北陸新幹線

2023-10-05 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 8 月 21 日>(仏滅 丙申 七赤金星) Bror    第 40 週 第 27267 日

 

北陸新幹線敦賀までの延伸は来年3月16日に開業する。僕にとっては故郷のニュースなので、それに関する記事を見かけると興味を持って読む。自分の家から自転車で少し走ると坂井平野の田園風景が広がるが、その青田を貫いて真っ直ぐに新幹線が走るのかと思ふと妙な気分になる。霞ヶ城の丘からも遠くにその走る姿を望むことができるはずである。この辺に北陸自動車道が開通したのは1975年だったと思ふ。あの時はえらく感激したものだった。あれからおよそ50年ぶりに今度は新幹線が開業する。東海道新幹線ができたのは高校1年の時だった。あの新幹線がついに故郷を走るのか。工事も大変だったであらうなと思ふ。自分の家から福井駅までは交通不便であるので、福井が便利になっても個人的にはあまり恩恵に浴さないのだが、地域として発展するのは良いと思ふ。高校時代には福井まで20分おきにバスの便があったが、今は1時間おきで、それも商業施設を回るので時間もかかる様になった。新幹線が開業することで福井から東京へ行くには便利になるし、金沢や富山へも便利になるが、京都、大阪、名古屋へ行くには敦賀で乗り換へなければならない。つまり不便になる面もある。「サンダーバード」も「しらさぎ」も敦賀が始発駅になる。敦賀駅の存在感が大きくなる感じがする。また、在来線の地域の足としての鉄道は第三セクター方式の「ハピラインふくい」といふ新会社が運営することになる。むしろこちらの方が地域の人々にとっては重要かもしれない。遠い国に住んでもこれらの情報をネットで調べられるのは便利な時代であると思ふ。

同居人は庭の落ち葉を拾って机の上に並べた。