多様性について

2021-06-08 (火)(令和3年辛丑)<旧暦 4 月 28 日> (先勝 丁亥 九紫火星)  Eivor Majvor    第 23 週 第 26414 日

 

同性婚に僕は反対ではない。人それぞれに愛の形があって良いと思ふ。ネットで見ると、LGBTsへの理解を促進するための法案について色々な意見がある。気になったのは「この法案は関係のある人には素晴らしいもので、関係のない人は今まで通りの人生が続くだけだ」と言ふ意見である。これは多様性の受容とは少し違ふ気がする。もしその人たちを関係のない人たちとみなして自分たちは自分たちだけの価値観でやって行くと言ふ見解であるなら、それは多様性を認めることにならないのではないか。多様性とは、自分とは異質なものーもしかすると不愉快にすら感じることがあるかもしれないものーを自分の内側に並列に置いてみる能力をいふのだと思ふ。多様性といふ言葉の響きの良い面だけを盛んにして、そのためにはいくらかは自分の方が抑制すべきであるといふことを、人々は忘れてゐないだろうか。

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この頃一日の歩数が少なくなった。良い気候であるのに。