おなかと magen

2021-04-11 (日)(令和3年辛丑)<旧暦 2 月 30 日> (先勝 己丑 五黄土星) Ulf Ilva   第 14 週 第 26356 日

 

「おなか」のことを英語では  stomach と言ったり、belly と言ったりする。その他にも腸のことを gut といふらしい。これらの言葉には使ひ分けがあるのかもしれない。いづれにしても日本語で「おなか」といふと、そこを撫でられたときの様な、ちょっと柔らかい感じを僕は感じてしまふが、英語ではあの柔らかい感じがしない。ところがスウェーデン語になると、magen と言ふが、あの日本語で感じる柔らかい感じがそのまま対応する。日本人としては、スウェーデン語の方が英語よりも親しみを感じることがあるのはそんなことも関係してゐるかもしれない。英語の様に stomach, belly, gut と使ひ分けが無いのも良い。みんな magen で済むのだ。スウェーデンには filmjölk と言って、半分ヨーグルト、半分牛乳の様な食べ物があるが、その製品名の一つに Onaka といふのがある。日本語の「おなか」をそのまま製品名にしてゐる。これを食べればおなかに良いですよといふ意味が込められてゐる。それで、我が家の朝食はいつもこの Onaka を食べることにしてゐる。

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散歩に出ると、雨が降り始めた。傘を持って出たから良かったが、春にしては冷たい雨であった。