エネルギー危機

2021-09-28 (火)(令和3年辛丑)<旧暦 8 月 22 日> (大安 己卯 六白金星) Lennart Leonard 第 39 週 第 26526 日

 

この頃のニュースを見ると、電力危機が世界中で起きてゐるように見受けられる。電力危機は電気料金の値上げといふ形で消費者に直接影響する。スウェーデンでも電気料金が値上げになると、ニュースでやってゐた。イタリアは電気よりもガスがよく使はれるらしいが、そのガス価格が急騰してゐるといふ。アメリカでもハリケーン襲来の影響を受けてガス価格が急騰してゐると聞く。さらに中国では電力不足のためにたくさんの企業が操業停止に追ひ込まれたといふ。日本はこの冬の電力は大丈夫なのだろうか。本当に電力危機が押し迫ってから、止むを得ず原子力を稼働させようとしてもダメなんぢゃないかと思ふ。もう10年も運転を止めてゐるので、その間に原子力発電所の運転要員が補充されず、人的資源が薄くなってゐるのではないかと思ふ。ベテランの運転員は定年を迎へてやめて行くだろうし。今になってから久しぶりに運転を再開するのは、安全性がどうかなと心配になる。津波の襲来を受けて原子炉が大事故を起こした時の教訓はもちろん忘れてはならないが、それに懲りて、感情的に原子炉を運転させないことにしてしまふと、長い年月が過ぎて本当に必要になった時に、却って危なくなるのではないかと危惧する。

f:id:sveski:20210929033605j:plain

家の周りの秋