洗濯機

2021-02-17 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 1 月 6 日> (赤口 丙申 六白金星)Alexandra Sandra  第 7 週 第 26304 日

 

我が家の狭い浴室には洗濯機が置いてある。普段の洗濯はこれで済ますのだが、シーツなどの大物は別の建屋にある共同の洗濯室でやる。共同洗濯室は完全予約制で、午前、午後、夜のいづれかの時間帯を予約して洗濯する。予定などない毎日だが、たまに予定があるとすれば、この洗濯の予約である。と、まるで自分がやるみたいに書いたが、これは全て、同居人がやることである。僕は、洗濯機のつまみをどこに合はせて起動ボタンを押すのかさへも知らずにゐる。乾燥機の他に大きな乾燥室があるので、そこへ洗濯物をぶら下げて熱風に当てておけば速く乾く。雨の日などは乾いた洗濯物を運ぶのにちょっと苦労をする。洗濯機の使ひ方で思ひ出したが、幼少の頃から我が家は「贅沢はいけない」といふ雰囲気であった。僕が高校を卒業する頃は、どの家にも電気洗濯機がある時代であったが、我が家にはなかった。大学に進学して寮生活に入る時に、洗濯機の使ひ方を知らないと恥をかくかもしれないと思って、故郷を離れる前に、いとこの家へ行って使ひ方を教はった記憶がある。仕事をしてゐた頃は長期出張でよく日本へ行ったが、そんな時は、折りたたみの小型の物干しを持参して、肌着などは割と頻繁に手洗ひした。でも、家に戻ると手洗ひで洗濯する気にはなれなかった。洗濯機はやはり必需品だと思ふ。

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新たな積雪は少ないが、雪はなかなかとけない。