郵便番号ごとの抗体保有者数

2020-07-24 (金)(令和2年庚子)<旧暦 6 月 4 日> (先負 戊辰 五黄土星)スポーツの日 Kristina Kerstin 第 30 週 第 26096 日

 

日本に郵便番号制度が導入されたのは僕がまだ学生時代のことであった。手書きの番号を機械が読み取るとは素晴らしいと感嘆したことを覚えてゐる。当時は5桁の番号であったのが、いまでは7桁になってゐる。今はネット上で何かの会員登録をする時など、郵便番号を入力すると自動的に住所を記入してくれることが多い。郵便番号を指定すれば地図上に範囲が決まる。この様な合理的な制度はもちろんスウェーデンにもあるが、スウェーデンは人口が少ないこともあって今でも5桁である。地方紙 Södermanlands Nyheter のネット記事を読んでゐたら COVID-19 の抗体保有者数が出てゐた。地図上で自分の住む区域をクリックすると郵便番号が現れて、この郵便番号の区域内には何人の抗体保有者がゐますと出てくる。僕の住む区域では14名が保有してゐてその人口比では 0,769% であった。一般の人が抗体検査を受けられる機会はこれからますます増えると思ふが、この数字が 20% ほどにも増えて来れば集団免疫ができることになり、新型コロナは脅威で無くなるのかもしれない。しかし僕にはこの理屈がよくわからない。抗体の有効期間はそんなに長くないのだといふ人もあるし、新型コロナにかかった人は治っても後遺症があるといふ人もある。有効なワクチンができなければ集団免疫だけでは収束しないといふ人もある。それでも新聞記事にこの様なデータが載るところを見ると、集団免疫ができることを暗に期待してゐる人が多いのかなといふ気もした。今日は日本ではスポーツの日で、本来ならオリンピックの開会式が予定されてゐたが、コロナといふ伏兵に阻まれてそれどころではなくなった。来年も開くことができるかどうか分からない。日本では第2波が始まってゐる様に見受けられるが、スウェーデンではまだ第1波の後半である。第2波が秋に始まるとすればいよいよ長期戦になると覚悟せねばなるまい。

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ナナカマドだろうか。よく見かける筈が、散歩コースが限られるのでこの1本しか見ない。