旅行の第2日ードブロブニク、ストン

2020-02-09 (日)(令和2年庚子)<旧暦 1 月 16 日> (仏滅 壬午 七赤金星)満月 Fanny Franciska 第 6 週 第 25930 日

 

昔のブログを検索してみると僕と同居人とは2012年7月9日にDubrovnikを訪れたことになってゐる。滅多に出ない海外旅行なのに同じ場所に2度行くのも変なものだが、それなりに理由はある。が、そんなことより、気の小さい僕は外国に来るとたちまち緊張してしまふ。永六輔作詞の「遠くへ行きたい」といふ歌があるが、知らない町に来ると、お金はいくら両替しようとか、この国ではチップの常識はどうなのかとか、スリにやられないかとか、何かドジなことをやらかすのではないかとか、心配が次々に現れて落ち着かない。すぐには「知らない町を歩いてみたい」といふ気分までなかなか行かないものだ。それでも朝のうちにバスで旧市街まで案内されて、ああ、ここはいつか来たことがあるなと、ちょっと明るい気分になった。喫茶店に入ってコーヒーを飲んだりしたが、大きな要塞に囲まれた歴史的場所のテーブルでコーヒーを飲むと、映画のロケみたいで気分が随分新しくなった。夏に来るとここは人がいっぱいで、とてもそんな気分になれるものではないらしい。その後はアドリア海に沿ってバスは北上し、どこまでも続く美しい海岸線を下に見て走った。Stonで休憩。ここは初めて訪れた。塩の産業で栄へた町で、世界で2番目に長いといはれる城壁を見上げた。塩の産業を守るための城壁かもしれない。ちょっと見ると万里の長城を思はせるものがある。その後で、Neumでも休憩した。この休憩所も確かに8年前に立ち寄ったことがある。あの時も休憩所に日本の旗があったなと思ひ出した。それからバスは海沿ひの道を走って、Podgora といふ場所にあるホテルに着いた。8年前に滞在したホテルとかなり近い場所だ。ホテルは海のすぐそばにあり、バスを降りた時に美しい夕焼けを見た。あの夕日の沈む先にイタリアがあるのだなと思った。

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Stonの城壁