社会保障とズル休み

2019-12-12 (木)(令和元年己亥)<旧暦 11 月 16 日> 友引 癸未 二黒土星)満月 Alexander Alexis  第 50 週 第 25871 日

 

ここ数日、体の調子が良くない。でも、仕事を持ってないので、朝も休みたいだけ休ませてもらふ。実にありがたいことだ。スウェーデンでは、仕事を持ってゐたとしても、その日の朝に具合が悪くなれば電話などで病欠届けをして休みにすることができる。本当に重要な仕事をする人はどうなのか分からないが、「今日は辛いから休みたい」といふ人に対して寛容な社会だと思ふ。また、二日目もそれが続いた場合には改めて病欠届けを連絡する必要がない。元気になった時に「もう元気になりました」と復帰の連絡をすれば良い。これも配慮が行き届いた制度である。僕がスウェーデンに来た当初はその様な寛容な雰囲気が強かったが、多分ズル休みで安易に休みをとる人が増えたせいか、そのありがたい制度は年を追ふごとに後退して行った。それでもまだ休みを取りやすい社会であると思ふ。手厚い社会保障とズル休みの関係はどこでバランスするのかなと思はないでもない。日本では働き方改革が進められてゐるが、制度そのものよりも、人の心の優しさがその社会の基盤にあるかどうかが大事なのではないかと思ふ。

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カーテンもクリスマスらしい感じを出してもらった。