夏の思ひ出

2019-06-23 (日)(令和元年己亥)<旧暦 5 月 21 日>(先勝 辛卯 九紫火星)Adolf Alice Den heliga Johannes döparens dag 第 25週 第 25700 日

 

子供の頃は夏とは7月8月だと思ってゐた。小中学生にとって夏休みが来なければ夏は始まらないといふ思ひ込みがあったからかもしれない。梅雨が明けてこそ初めて夏だと思ふ気持ちもあった。スウェーデンに来てからは6月7月が夏になった。こちらの小中学校は6月から夏休みになることとも関係するかしれないが、感覚的に夏は日本よりひと月早く来る。でも、夏至を過ぎると、まだ6月なのに、ピークを過ぎたなと、ややさみしい気持ちになるものだ。これからまた次第に日が短くなって行くのかといふ思ひである。6月のこの感じは日本に居た時はなかった。日本ではこれからが暑さの本番である。あの夏の暑さが僕は好きだった。家にクーラーなど無い時代であったから、その分だけ外気温は低かったかとも思ふ。日本ではこれからがピークだと思ふ時、こちらでは既に頂点を過ぎたと感じる、、、。昔のことを思ひ起こしながらも、移り行く時をそのままに愛でたいと思ふ。

 

f:id:sveski:20190624210054j:plain

シャクヤクが済んだら牡丹が咲いた