大和路 - 石上神宮・山の辺の道

2019-03-31 (日)(平成31 年己亥)<旧暦 2 月 25 日>(友引 丁卯 七赤金星) Ester Sommartid börjar 第 13 週 第 25617 日

 

今回の旅のコースを具体的に提案してくれたのは宮崎さんで、お陰で楽しい時間を過ごすことができた。ところで、彼が説明してくれたことで気がついたのだが、「神宮」といふ社格を持つ、格式の高い神社は、日本中にもそんなに多くはない。「伊勢神宮」を筆頭に、「平安神宮」、「明治神宮」、「熱田神宮」、「橿原神宮」、「香取神宮」などが思ひつく。「神宮」といふ、その同じ社格に並ぶのが、25日に行った「石上神宮」である。山の辺の道に接してあるそのお社に行って見ると、鶏さんがたくさん飼はれてゐた。天の岩戸の神話から来てゐるらしい。常世の長鳴き鷄を鳴かせて闇を払ひ、夜明けを告げ、天の岩戸が開かれたといふあの神話である。まことにここが古い神社であることを物語る様な感じがする。また、近くの布留山が詠まれてゐる柿本人麻呂の万葉歌碑もあった。

「をとめらが袖布留山の瑞垣の久しき時ゆ思ひきわれは」

石上神宮を後にして少しだけ山の辺の道を歩き、内山永久寺跡あたりまで行った。その後、自動車に戻り、天理の方へ移動。窓越しに天理大学や天理の町並みを見た。

 

 

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石上神宮は古いお社です