敦賀気比高校の初優勝

水 旧暦 2月13日 友引 丁未 五黄土星 Harald Hervor V14 24158日目

夜中から降り始めた雨は一日中続き、今日は家の中で少し落ち着いた時間を過ごすことができた。この雨は甲子園にも降り注いだ様で、春の選抜高校野球勝戦は開始時刻が1時間ほど遅れた。ラジオの実況放送を流しながら作業をした。野球が大好きであった子供時代から、福井県の代表校が甲子園で優勝することなど決してあり得ないと思ってゐた。それだけにこの年齢に達して漸く優勝を果たした今日の結果は大きな驚きであり、喜びであった。昔は平安、智辯和歌山、天理、PLなどが強豪であったことを覚えてゐる。しかし、いつからか、日大とか東海大とか有名大学が日本のあちこちの地方に付属高校を作ってその野球部が強い時代もあったと思ふ。そこでは野球のエリート教育がなされてゐるのかも知れないが、僕自身の野球熱が薄れたこともあってか、やや馴染めないでゐた。それだけに、古くからの地方色の濃い名前の高校が優勝してくれたことも嬉しい気がする。僕は敦賀の町で仕事をしたこともあるので少しは土地がわかるが、敦賀気比高校は気比神宮からは随分離れたところ、町の中心部をずっと西に行った外れの、緩い坂道を登りきったところにある。短い期間であったが、あの坂道を僕は自転車で仕事場に通った。あの高校が全国優勝を果たしてくれたかと思ふと、一層感慨深い。