健康であることのありがたさ

木 旧暦 12月8日 先勝 壬辰 二黒土星 小寒 Hanna Hannele V1 24791 日目

今日も午後遅くなって、ほんの短い時間だけだが、娘たちの引越準備の手伝ひに行った。往復 220km の道のりである。今日は小寒スウェーデンでも氷点下16度まで下がった。それでも同居人は赤ちゃんに会ふのが楽しみで仕方がない。「年金生活に入ってから生まれて来てくれて、会ひに行く時間に恵まれて本当に良かったよ」とよく言ふ。確かにその通りだが、僕にはもう一つ思ふことがある。それは、例年1月は体調が悪くてあまり外出できないことが多いのに、今年は健康に恵まれたことである。祖母も父も1月下旬に他界し、母も1月下旬に交通事故にあって2月はじめに旅立った。それで僕にとっては1月は正月といっても内心あまりめでたい月ではないのだ。僕自身も去年などは家で寝込むことが多かった。それが今年はなぜ健康で居られるかなと思ふと、思ひ当たるのは昨年夏の「イボ事件」である。あの「イボ事件」以来、僕は体を温めること、特に首に布を巻いて冷やさないことを励行し、左胸上部と右腹脇の2箇所に毎晩の様にお灸をすゑてゐる。これが病気の予防に効いてゐるに違ひない。サプリメントなどの新聞広告で「よく効きます」の体験者の声を読むにつけ、そんな違ひが本当に実感される筈は無いのだがと、僕は百パーセント信じないのだが、イボ事件だけは自分の体験であっただけに納得できる。思へばあのイボは、僕に病気の予防の大切さを啓発するためにできたのかもしれないとさへ、僕には思はれるのだ。時間のある暮らし、それに加へて、健康である喜び、そのことを本当に感謝したいと思ふ。