小さなバケツ

2019-01-18 (金)((未定)1 年己亥)<旧暦 12 月 13 日>(赤口 乙卯 七赤金星) Hilda Hildur 第3週 第 25544 日

 

日本で言へばホームセンターといふのか、その様なお店で買物をした時に、ふと小さなポリバケツが目に入った。お掃除用具売り場に近づくと、無意識に、目新しいものはないかと点検してしまふ習性が僕にはあるのだ。今使ってゐる掃除用具で不足はないので、新しいものを買ふ理由はどこにもないのだが、静かに自分の声に耳を澄ますと、「買へ」と命令してゐる様なのだ。その容量は5リットル、その色はミドリ、持ち手は黒、その値段は 15 SEK (about 180 円)。迷った末に結局それを買って帰り、使ってみた。これまで使ってゐたちょっと大きめで薄汚れたバケツは自動車洗ひ用に転出した。使ってみるとなかなか良い。少ない水で雑巾を洗ふことができるし、持ち運びに軽いし、場所を取らないし、浴室の床の排水孔の目皿を外して洗ふ時にもちょうど良い大きさなのだ。いつもこんなものだと思ってやってゐる作業でも、ちょっとしたガジェットを換へてみると、これまで気のつかなかった不便を改善できることもあるのだと思ったことだった。

 

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「大きいことは良いことだ」と言ひきれないこともあります。