分からない話

土 旧暦 12月19日 赤口 甲寅 六白金星 Rikard Dick V6 24105日目

イスラム国が日本人を標的にすることを宣言して、日本は警戒態勢にあると言ふのに、シリアへの渡航を計画した日本人がゐて、外務省はその旅券を取り上げたとのことである。そんな人間がゐることに驚いたが、まづは旅券を取り上げられて良かったと思ふ。男は50代と言ふが、そんな年齢にまでも達した男が、何のために敢えて危険な地域に渡航しようとするのか、僕には全く分からない。仮に報道のためであったとしても、今はそこに足を踏み入れるにはあまりにも危険な状況であらう。日本には同じ様な考へを持つ人間が他にも沢山ゐるのだらうか。もしその人に本当に決死の覚悟があるのなら、もっと前向きな形でそのいのちを使って欲しいと心のどこかで思ふ。が、決してそれは言ふまい。先の戦争では、まさにその論理で、多くの若者たちが死地に赴いたのだから。