在庫食品管理ゲーム

土 旧暦 7月12日 赤口 壬辰 二黒土星 Justus Justina V35 25043 日目

スウェーデンに住めば、スウェーデンで手に入る食材だけで食生活を営むのが、本来の暮らし方である。けれども二人ともが日本人である我が家では日本のテイストの食事を長年続けてゐる。ただし僕は食べるだけの人。お米はストックホルムへ行けば、カリフォルニア米やスペイン米を買ふことができるし、グローバル化が進んだ今では近くのスーパーでアジア食品などを売ってゐる。けれども、日本へ行った時には、ある程度まとめて日本食品を買ってこちらへ運んで来る。雑然と食品棚にそれらを放り込んで置くと、中には賞味期限を切らせてしまふものも出てくる。賞味期限にはあまり神経を尖らせない方であるけれども、そのルーズさは、せっかく運ばれてきた食品に対して愛のないことではないか? 合理的にこれを管理するのは僕の仕事であると考へて、食品棚にあるもの全部を取り出して、一覧表を作った。一覧表には賞味期限も記載しておく。この表を元にして、この食品を先に使ってくださいと同居人に指図するのが僕の仕事になった。そして一つの袋や箱が空になると、それをすぐに捨てずに僕のところへ回してもらふ。一覧表にこの食品を消費した日付を記載してセルの色を緑色にして行の一番最後へ移動させる。お茶などは茶筒に移して袋が空になりさへすれば消費したとみなす。この表があれば、次回日本へ行った時、何をどれだけ仕入れれば良いかの資料にもなる。これは最近始めたことであるが、結構ゲーム感覚があって、ハマってしまった。アプリがなくても実生活のそこかしこに自分のゲームを作ってみることはできるものである。