超伝導

水 旧暦 5 月 21 日 先勝 丁酉 三碧木星 Ulrika Ulla V27 25347 日目

技術革新の時代の波と言へば、もう一つ思ひだすのは、30年も前になるだらうか、高温超伝導が大変な話題になったことがあった。マスコミが取り上げたことでパーッと話題になって、すぐにまたシューッと萎んだ様な印象が残ってゐる。超伝導についてはその後も研究はきっと地道に続けられてゐるのだらうが、最近は大ニュースとして新聞に載るのを見かけない。が、いづれの日にかまたホットなニュースになるかもしれない。当時は、超伝導を利用した技術が世の中を変へるかもしれないと期待された。今、世界中のほとんどの自動車会社は電気自動車へのシフトを確実に進めてゐるが、超伝導電気自動車の開発となると、ネットで調べても文献が少し出る程度である。冷凍機が必要となり、そのための電源が必要ではあるだらうから開発の値打ちが小さいのかもしれない。けれども、将来的には電力不足も予想され、モーターのさらなる効率化も求められる時、超伝導電気自動車は可能性を秘めてゐると思ふ。未来の姿はなかなか予想できないものだけれども。

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