健康のありがたさ

火 旧暦 8月6日 先勝 辛卯 三碧木星 Lilian Lilly V36 24671 日目

デジタル人間は、晴れた日は1、雨の日は0とするかもしれない。健康の日は1、病気の日は0とするかもしれない。デジタル化がこんな風に大雑把な精度であると、僕らアナログ人間には到底1と0の判定をつけられない。病気といふほどでもないが、横になって休みたい日もあるし、健康さうに振舞ってもどこか病気を抱へてゐることもある。健康と病気を状態1か0かで振り分けるのは難しい。僕は顔面にイボの問題を抱へてから、その治療方法として首を温めることとお灸とをやってみてやがてひと月になるが、結果としてイボの跡形は痣の様な色で薄く残ったものの、本当に小さな粒が残るのみとなった。2センチの黒い大きな塊で眼鏡が座らない状態であったことを思ふと、ほとんど奇跡的に良くなった。ありがたい。そればかりではない。その治療法を始めてからといふもの、全体に体の調子が良くなった様に感じられるのだ。より健康に近づいた気がする。もっと具体的に良くなったと思はれる点を挙げると、誤嚥が非常に少なくなったこと、割と頻尿であったのが、それほど頻繁にトイレに行かなくても良くなったこと、睡眠が深くなったことなどがある。従来はアホの一つ覚えの様に「食事」と「運動」だけに気を使ってゐたが、「血流の促進」を意識する様になって、健康状態がグンと良くなった気がする。お灸の効果も大きいのかしれないが、首を温めることは確かに良いと思ふ。以来、僕は四六時中手拭を首に巻いてゐる。外出するときだけはカッコ悪いので、首ウォーマーに変へて出る。首ウォーマーは僕のトレードマークになるかもしれない。高いサプリメントを定期購入しないでも健康になれるなんてありがたいことだ。これを機会に健康になれるなら、今度の出来事は「イボの功名」とも言へるかもしれない。健康で居られるとは本当にありがたいことだ。