ノルウェーのナショナル・デー

火 旧暦 4月11日 友引 己亥 三碧木星 Rebecka Ruben Norges nationaldag V20 24559 日目

町の広場にノルウェーの国旗翩翻たり。隣国ノルウエーのナショナル・デー。Wikipedia で調べたことを書くと、1814年にスウェーデンからの独立を宣言した憲法ができたことを記念する日。現実には二国間にはその後も仲違ひが続いた様で、近代国家としてノルウエーとスウェーデンとにはっきり分かれるのは意外と新しく、1905年、デンマークから皇子を迎へて独立。第二次世界大戦中にノルウエーの国土はドイツ軍に蹂躙された時代もあり、そのドイツが降伏して撤退した日は1945年5月8日。ナショナル・デーのわづか9日前のことで、現代のノルウエーの人々にとってはこの日の方が祝日として相応しいのかもしれないが、歴史的な理由から5月17日を国民の祝日にしてゐる。日本では終戦と言へば、暑い夏の思ひ出と切り離せないが、ヨーロッパでは終戦と言へば、新緑の爽やかな季節感と共にある。昔は仲違ひがあっても、隣国の記念日に隣国の国旗を掲揚する精神は広くて良いと思ふ。日本では今ではもう自国の祝日でさへもあまり国旗を掲げないが、隣国の独立記念日である8月15日に韓国の国旗を掲げる心の広さがあっても良いのではないか。