Kristi himmelsfärdsdag

2019-05-30 (木)(令和元年己亥)<旧暦 4 月 26 日>(大安 丁卯 六白金星) Vera Veronika Kristi himmelsfärdsdag 第 22週 第 25676 日

 

復活のイエスが天にあげられたとされる日。スウェーデンでは祝日となってゐる。北欧で最も良い季節はこの時期ではないかと思ふが、今日は午後になって曇りがちで風も吹いた。この季節はもう朝の3時頃に窓の外が明るい。体力がついていかないのでそれからもまた寝るのであるが、、。

ところで昨日は Veterandagen と言って、軍隊の記念日であった。veteran といふ言葉には、ある特定の分野で経験豊かな人といふ意味があるが、その他に、従軍した経験を持つ兵士といふ意味もある。祝日ではないのだが、flaggdag と言って旗日である。バスも両肩に小さな国旗を掲げて走る。戦争に身を捧げた軍人たちを顕彰する日であって、その意味では日本でいふなら靖国神社に祀られた人たちの記念日の様なものである。日本では戦前には海軍記念日があって、5月27日とされてゐた。昨日の 5月29日に割と近い日である。もし日本でこの日が再び旗日になってバスが日の丸を掲げて走る様なことになれば問題になるに違ひない。戦争を知ってゐる人が「私は子供の時軍国少年・軍国少女でした」といふのは危なくないのだが、戦争を知らない世代がその真似をして軍国少年・軍国少女になることは恐ろしいことである。戦後ずっと効き過ぎて来たブレーキが緩むと、今度は反対向きの極端に向かって暴走するのではないかと心配である。

 

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午前中は晴れてゐた。