アメリカの大統領選挙

金 旧暦 1月5日 大安 甲子 七赤金星 Evelina Evy V6 24464 日目

この頃アメリカから入って来るニュースは現職のオバマ大統領がどんな決定をしたかといふ事よりも次の大統領が誰になるかといふことばかりである。選挙をするだけなら短期間で済む筈だが、アメリカは長い期間をかけて地区予選などを経てショー的に雰囲気を盛り上げて行く。それも大事なことかもしれないが、各候補者は選挙に勝つことだけに目標が向いて、1年といふ長期間にわたって実質的な政治が不在になることはないのだらうか。各候補者は、「大統領になってしまへば後はなんとかなるさ」と思ってやしないかと気になる。実際そこに到達するまでに巨大なエネルギーを費やしてしまって、出発点に立った時は既に疲れてしまふのではないだらうか。いまの時代、国際的に難問が山積みしてゐて、誰が大統領になったとしても問題の解決は容易でない。候補者が乱立するのもその様な諦めをみんな心中に持ってゐるからかもしれない。選挙の嵐が吹き荒れる今年一年は実質的な政治の停滞する時でなければ良いがと思ふ。