風前の灯火

火 旧暦 12月8日 先勝 癸卯 四緑木星 上弦 Göte Göta Förintelsens minnesdag V5 24094日目

イスラム国に捕らへられてゐる後藤さんの命も風前の灯火になった。予告された時限はあと僅かであり、これまでのやり方を見てゐると、冷酷に執行されてしまふ恐れが大きい。何とか救ってあげられないものかと思ふが、話ができる相手では無い様である。この事件は日本国内では大きなニュースであるが外国ではニュースの重大性は低い。日本は自分たちだけの平和と繁栄を求めて、世界の国々で起きてゐる地域紛争にあまりにも注意を払はうとしない。今回の事件はそのことへの警鐘かもしれない。今日はアウシュビッツ収容所が解放されて70年の日であった。そこで犠牲になったユダヤ人の数は百万人から二百万人と言はれるが、あれから70年を経て、現代の僕らは知らず知らずのうちに世界に蔓延する暴力的な殺戮を何とも思はずに眺める様になってしまったのではないか。何とか後藤さんには助かって欲しい。