原油安の影響

火 旧暦 10月25日 仏滅 辛酉 三碧木星 Assar V51 24052日目

このところ原油安のニュースが連日続いてゐる。どこまで行けば止まるのだらう。一消費者としては石油が安く入るなら良いではないかと考へがちだが、そんなに単純なものでも無いらしい。ルーブルが急落し、自国の通貨を守るためにロシアは大幅に金利を上げた。90年代であったか、スウェーデンでも通貨の値打ちがひどく下がって、その対策としてものすごい高金利になった時代があったことを思ひ出した。原油安が原因で金融市場が不安定になったことはわかるが、ではなぜ原油安が進行するのかはわからない。どこかに糸を引く人が居るのだらうか。供給過剰で価格が安くなるなら供給を絞ったらどうだと考へるのは素人かな。怖いのは油の消費国は何も出来なくて、産油国の思惑だけて世界の経済が不安定になってしまふことだ。70年代にはオイルショックで日本も影響を受けた。あの時は原油が高騰したが今回は反対に下がる方向での石油ショックである。どっち向きに動くにしても、もし、産油国の思惑だけで世界の経済が大きく揺れるのであれば、エネルギーを消費する国はさういふことに依存しない方法を持たないと、この先危ないのではないか。