はやぶさ2の打ち上げ成功

水 旧暦 10月12日 先負 戊申 七赤金星 Lydia V49 24039日目

はやぶさ2の打ち上げ成功のニュースを見る。多くの人々は打ち上げがうまく行って当たり前の様に思ふかもしれないが、毎回毎回、H2Aを無事に打ち上げるためになされる努力は並大抵のことではあるまい。あの業界にも、「私、失敗しないので」と呟く人があるのかな。特に今日ははやぶさ2の打ち上げであった。月に探査機を送るのとはスケールが違って、小惑星1999JU3」に向かって、実に往復52億キロメートル、6年間の宇宙の旅に出発したのである。なぜ小惑星は、火星軌道と木星軌道の中間に分布してゐるのか、不思議な現象である。地球はどの様に生まれたのか、太陽系はどの様に出来たのか、生命は如何に誕生したか、、、不思議なことはいっぱいある。科学が進歩すると、元来不思議であると思はれて来たことが、当たり前の既成の事実の様に語られがちだ。自然の織りなす不可思議への驚きこそが科学の出発点では無いかと思ふのだが、、。はやぶさ2は、太陽系の起源を説明するデータも持ち帰ってくれるかもしれない。今からその帰還が楽しみである。