年寄りの冷や水

火 旧暦 4月22日 先勝 辛卯 四緑木星 Karolina Carola V21 23841日目

ほぼ毎朝健康チェックをする。体重、脂肪、体温、血圧、血糖値などを測定して記録するのである。この工程に約10分かかる。それらのデータは何も毎日測らなくても良い様なものだが、もしスキップすると、日課の不完全感が意識に作用してその日の気分が良くない。健康チェックは、意識下にある自分が無意識の自分に向かって報告する儀式であると自分に言ひ聞かせてゐる。日本に来てからしばらくの間、血圧の高い日々が続いた。しかし、この頃は正常に戻って来た。思ふにこれは最近気温が高くなって来たことによるものではないかと推定してゐる。血圧を測る時は長袖の下着を脱いで碗帯をつける。この時寒いと感じて急に血圧が上がると言ふことは無いだらうか。冷たい机に腕をつけるとさらに寒いと感じる。これが血圧が高くなる原因ではないかと思ふ。それがこの頃は気温が上がって来たので血圧の急激な変化が無いのではないかと思ふ。健康チェックで裸になった後はそのままシャワーを浴び、おしまひに水を全身にぶっかける。文字通りの意味で「年寄りの冷や水」である。スウェーデン語では ”Gamla människor med kallt vatten” と僕はリズミカルに訳すのだが、僕の発音が悪いので、この言葉の意味を正しく理解したスウェーデン人はこれまでに居ない。しかし、健康のためと思ってやってゐる血圧測定や冷や水は、むしろ危険を呼ぶ行為であるかも知れないと、これを書いてゐて思ふ。