マンデラ元大統領の死

金 旧暦 11月4日 友引 丙午 九紫火星 Nikolaus Niklas Finlands självständighetsdag V49 23677日目

南アフリカマンデラ元大統領が亡くなって、今日はそのニュースが何度も流れた。御年95歳といふことであるから天寿と言へるが、世界の人々に惜しまれつつ世を去った。27年も獄につながれて、なほ志を曲げない精神の強さには改めて感服する。マンデラ元大統領の死が世界中でここまで大きく取り上げられる背景には、人種差別の問題が、実は今でも世界のあちこちでくすぶってゐるからではないかと思ふ。おおっぴらには言はないけれども心の中で差別をしてゐる人は多いのではないかと思ふ。さうして、人種差別はいけないと頻繁に声高に叫ばなければ、その叫ぶのをやめた瞬間からすぐにまた人種差別を始める人が現れてしまふ。それが人間の悲しい本性であるのだ。その意味で、人種差別をなくさうといふ運動は終はりなき戦ひであると思ふ。