ラウンドアバウト交差点

日 旧暦 1月8日 友引 甲寅 六白金星 Alexandra Sandra 1 i fastan V7 23385日目

1週間ほど前のニュースで飯田市に信号機の無いラウンドアバウト交差点が導入されたというニュースを見た。円の手前で一旦停止して円の中に入っていく方式の交差点である。交通量との関係で長所、短所はあるのかもしれないが、全般的にはラウンドアバウト交差点は信号機交差点より優れていると思う。スウェーデンではこういう交差点を rondellen とよんでいる。僕らの町の主な交差点はほとんどがこの方式になっている。今日、ちょっと自動車を運転してそのような交差点のひとつにさしかかった。円の手前で中に入る機会を長く待ったのだが、なかなか切れ目が来ない。円の中の流れの車にはこちらがどんなに長く待っているかは分からない。また円の中にいる車は優先度が高いわけだから、それが下手に譲るような動きをすると却って危なくなる。と、長い切れ目が見えたのですばやく中に滑り込んだ。続いて来る車にブレーキを踏ませることのない様にパッと加速したのであるが、僕が割り込んだとたんに後ろの車は、円の中を走っている間中やむことなく、パーパーと派手な警笛を鳴らして速度を上げて追いかけて来た。タイミングとして僕はそれほど危険な運転をしたとは思わない。それは危険への警鐘というよりも、明らかに俺の前に何で入ったのだと言う怒りのサインであるように思われた。世の中には切れやすい人間がどこに潜んでいるか分からない。くわばら、くわばら。今度からはもっと待つようにしようと思った。僕も老いて、自分の気づかぬうちに判断力が鈍ってきているのかもしれない。今日の体験など、ラウンドアバウト交差点の短所かもしれない。