車同好会の人たち

水 旧暦 5月26日 赤口 戊午 四緑木星 小暑 Klas V27 22429日目

小さな僕らの町であるが、夏の間、水曜日になると港の近くの道路が混雑する。車の同好会の人たちが自慢の車を持ち寄って集まり、勢ぞろいして、さながらそこは車展示会のような雰囲気がある。普段は滅多に見かけることの無い超高級車の、それも同じ車種がずらりと並ぶので、車好きの人は一見の価値がある。これだけの台数が集まるということはうんと遠くからでもわざわざ来ている人もあるだろう。わが町の夏の風物詩と言っても良い。僕はさほど車に興味を持っていないのでいつも見過ごすだけであるが、今日は近くを通りかかったので写真に収めてみた。ヨーロッパの人たちは車好きの人が多い。うんと昔の話であるが、小さいひどいポンコツの車でドイツのある町を走っていたら、クラシックカーのパレードの中に紛れ込んでしまったことがある。沿道には大勢の人が出てそれがどこまでも続いていて、次々に現れるクラシックカーに拍手や声援を送っている。何も僕の車に拍手しているわけでは無いのであるが、僕もつい悪乗りして窓を明け、民衆の歓呼に笑顔でこたえて手を振った思い出もある。