連休も終わって

月 旧暦 閏3月17日 先勝 戊辰 八白土星 Carina Carita V19 23099日目

昨日で今年の連休も終わった。関東地方では竜巻が発生し、中学生が犠牲になっている。雷に打たれた人もいる。茨城県では停電があった。以前は停電があってもほぼ瞬時のうちに復電し、日本中どこへ行っても長時間にわたる停電が起きることは稀であった。あの自動ピックアップに失敗すると原因の特定に時間がかかり、長い停電になることがある。停電の起きないことがこの国のひとつの文明的ステータスでもあった。いまや国内にある50基の原子力発電所が全て停止し、電力会社に元気が無いことを象徴するかのように、昨日停電が起きた。昨日の場合は原因から見て不可抗力であったかもしれないのだが、どうしても需要が供給を上回って広域停電が起きる場合を連想してしまう。そんなことが起きると電力会社はまた叩かれるのであろうか。手足を縛っておいてプールに放り込み、さあ泳いでみろと言うのは酷ではないかという気がする。批判は無論必要であろうが、皆がお互いの足を引っ張り合ってそして皆が負けてしまう今の社会は健全とはいえない。大局的な見地から日本のエネルギーをどうするのか、要路にある人には真剣に考えてもらいたい。今年の大型連休はバス事故に始まり、竜巻、雷、停電事故に終わった。それは一見偶然のように見えて、実は目に見えない必然の理が働いているのではないだろうかと僕は思う。