日 旧暦10月18日 先負 壬申 七赤金星 Kristian Krister Fars dag Sönd. f. Domsöndagen V45 22922日目
世話になっている旅館では、中学生くらいのバレーボールだかバスケットボールだかの団体の泊りがあって、朝食時はいつになく賑わっていた。若い人が身近にいるとなんだかこちらまで元気になるようだ。彼らは僕とは約半世紀くらい年齢が違う。価値観もうんと違うだろうなと思う。この子たちの世代はこの先どんな社会を築いてゆくだろうかと思った。朝食の後は洗濯をして、その後はごろりと布団に横になった。どこかでたくさん寝ておかないと体が持たないような気がして一日中休んだ。枕元にラジオを低い音量でつけておいた。このラジオは、割と最近買ったものである。身の回りの持ち物をこれ以上増やさないことを信条にしているのではあるが、先の東日本大震災の時に、二日間停電を体験し、旅の間もラジオを持つべきと思った。震災直後はどこのお店でも売り切れが続いていたが、最近になってようやく在庫があるようである。できるだけ小形のものにしようかとも思ったが、掌の大きさくらいのものを選んだ。なるべく機能がシンプルなものを探したが、それでもAM/FMの他に音声の入出力端子だけは付いていて、ウォークマンなど小さなプレーヤーのスピーカとしても使えるものを選んだ。電源は単3アルカリ乾電池2個でAM受信時50時間持つ。聞いているとラジオもなかなか良いものである。やや驚いたのは、NHKのテレビでおなじみのアナウンサーがラジオにも出ていることであった。テレビ専門のアナウンサーとラジオ専門のアナウンサーがいるものと思っていたのは僕の勘違いであった。夕方からは大相撲九州場所の初日の模様の実況中継。新大関琴奨菊も勝った。九州場所と言えば、1年を締めくくる場所でもある。年末は駆け足でやって来る。
