月 旧暦 1月5日 大安 癸巳 三碧木星 Rikard, Dick V6 22642日目
また相撲界が不祥事で揺れている。今度は八百長問題である。土俵に上がった時、今日は自分が負けるようにこしらえる？みたいなことを、堂々と本場所でやっているのだ。春場所の開催が中止されるというところまで行ってしまった。当然であろう。僕は世の中の大抵の間違いは、極力大目に見てやるべきだと言う基本方針の中で生きている人間であるけれども、今回の事件だけは大目に見るわけにはいかない。だってついこの前、野球賭博事件で相撲界全体が大反省したばかりじゃないか。魔がさしたとか、ほんの出来心で、とかいうような言い訳が全く成り立たない状況であったことは誰の目にも明らかで、それでも懲りずに八百長を敢行すると言うのは、もうこれは間違いというよりも横着きわまりない悪意に満ちた犯罪である。せっかく立派な身体を持ちながら、精神は根っこから腐りきっているとしか言い様が無い。スポーツ選手とか、タレントとか、ともかくもテレビに映るような人は普段から普通の市民とは違った責任を持ってもらわなければ困る。心無い言動がどれだけ多くの人に悪影響を及ぼしてしまうかを考えるべきである。人に夢を与える職業はそれ以上に失望をも与えうる。その担い手である誇りと責任を忘れないで貰いたい。それにしても日本の相撲のこのニュースは外国へはどのように伝わるのであろうか。YAOCHO などという嫌な言葉が日本発の世界の言葉にならないように祈るばかりである。
