賀正

土 旧暦 11月27日 先勝 丙辰 八白土星 元日 Nyårsdagen V52 22605日目

スウェーデンのクリスマスでは家族や親戚同士が集まることが多い。日本から見ると北欧のクリスマスって素敵そうと思われるかもしれないが、普段は離れ離れに暮らしている家族が集まって、どちらかというとどの家庭でも内輪で楽しむ日々である。この時期には、余程親しい人を除いては、あまりよそからお客さんを呼ばないのではないかと思う。だから、この時期に無計画にスウェーデンに来ても、もし一人でいるなら、あまり楽しむ場所はないのではないかと思う。都会のホテルなどに行っても、日本のホテルで見られるような催しも無いのではないだろうか。クリスマス休暇とは身近な人と過ごすための日々である。去年結婚した娘は向こうの家に今年から新しい家族として、この時期行き来したようであるが、今日の新年の日には二人で家へやってきた。それで、皆で日本のお雑煮やおせち料理を食べたり、昨日の紅白歌合戦のビデオを見たり、花札をしたりした。彼の方も短い説明をしてやるだけで、この日本の伝統的な遊びをすぐに飲み込んで楽しんで行った。同居人の友達が送ってくれた、「さとみの漬物講座」という本とその材料が揃っていたので、暇にまかせて、すぐに出来る漬物を僕が作ってみた。これも好評であった。こんなふうに、穏やかに2011年は始まった。