クリスマスカード

水 旧暦 11月17日 先負 丙午 九紫火星 冬至 Natanael, Jonatan Vintersolståndet V51 22596日目

郵便受けに毎日のようにクリスマスカードが届く。何年も前から、クリスマスカードと年賀状とは出さないようにしようと心に決めていた。こんなにも早く時が流れるのなら、あるいはオリンピックのように、ワールドカップのように、はたまたアメリカの大統領選挙のように、ショパンコンクールのように、4年か5年に一度出せば十分ではないかと思ったこともある。けれども例えば目上の人からカードをいただいてしまうと無視するわけにもいかない。それに最近は高齢者の行方不明が社会問題になっている。だんだん年をとって来た僕からも次第に人が離れて行って、いつか本当に孤独になるかもしれない。そんなことを思うと年賀状くらい出して、自分がまだ生きていることを昔の友に伝えておいても良いんじゃないかとも思う。僕は毎日ブログを書くのに結構時間をかけているけれども、そんなつまらぬあほの独り言を、少数の例外を除いて見向きもされないウエブに書き込む暇があったら、少しは心を込めて昔の人に季節の挨拶を送ることに時間を使ってはどうかという気もする。そうは思うのだがなかなか机に向かって筆を持てない。しかしありがたいことにここに同居人という強い助っ人がいる。同居人と一緒に暮らして一番助かるのは、おいしい食事を作ってくれることよりも、実は来たクリスマスカードに返事を書いてくれることである。同居人の書いたカードの最後の行に小さく名前をサインするだけのことで返事を書くのを許していただいている。それも随分時間遅れで。横着ですみません。