Valborgsmässoafton

金 旧暦 3月17日 先勝 庚戌 八白土星 Mariana Valborgsmässoafton Konungens födelsedag V17 22361日目

4月29日は日本では昭和の日というが、先の帝のお誕生日であった。その翌日の4月30日、すなわち今日はスウェーデンでは王様のお誕生日であり、またValborgsmässoaftonでもある。ちなみに、今上の帝のお誕生日は12月23日であるが、その日はスウェーデンの女王様のお誕生日でもある。二日前から日本のお客様が長期で滞在され始めたので、今日は良い機会だと思い、夕方、Valborgsmässoaftonに行きませんかとお誘いした。最初に教会へ行き、そこで子供と大人が混じったコーラスを聞いた。歌を歌うということが人間の基本的な所作のひとつであったのだなと、改めて思い返した。子供たちの歌声を聞くと本当に、平和であることが実感され、心が穏やかなもので満たされるのを感じた。それがすんでから、たいまつを手に持った子供たちが小高い丘の方へ行列をなして移動し、丘の上に用意された木々や枯れ草に火が放たれてキャンプファイヤーとなった。京都の大文字焼きのように火で文字を作る試みはないようである。小雨が降っていたが、例年ほどには寒くなかった。北欧の暗く寒く長い冬が終わって、今日から春になって、人々は喜びをかみしめている。春の歌があちこちで聞かれた。