グーグルは中国を変えうるか

土 旧暦 12月2日 先勝 丙寅 三碧木星 Hjalmar Helmer V2 22257日目

アメリカのグーグルが中国からのサイバー攻撃で被害にあっていることから、グーグルと中国との関係が悪くなろうとしている。アメリカ政府はグーグルの方針を支持する方針を打ち出したため、グーグル1社と中国の関係と言うよりも、アメリカと中国の関係になりつつある。グーグルという会社は、時代の流れにのって儲けてやろうという野心よりも、もっと志の高いものを持った会社ではないだろうかと思えるフシがある。1社の意思決定が国の方針にまで影響を及ぼすに至ったのは大変なことである。中国という国は、毒の入った食品を日本に輸出しておきながら、毒は日本国内で入ったのだとシラをきったり、チベットにおける人権問題をどこまでも隠そうとしたり、変な国である。日本は歴史的に中国に学んで学問や文化を取り入れてきたのであるから、僕ももう少しあの国を尊敬したいのであるが、なかなかそうできないところが現代の中国の問題である。アヘン戦争だって、イギリスがアヘンを用いたということから、あの戦争はイギリスの方が悪者という感じがするが、もし、中国という国が尊大な態度で臨まず、正しい外交姿勢でイギリスに向き合っていたなら、アヘンが導入される戦争を回避することは十分可能であったと思う。今の中国は外交政策の基本において、あのころからあまり変わっていないのではないだろうか。しかし、中国が真に民主化し、真の自由がもたらされたら、その時こそ中国は日本にとって真の脅威となるであろう。