電線の話

木 旧暦 2月 23日 赤口 癸亥 六白金星 下弦02:47JST Josef Josefina V12 21954日目

風力発電が世界のあちこちで増え続けているが、そこからの電気が送電網に接続されると擾乱成分が電源系を乱して、その高周波成分は、電話やラジオやテレビに雑音をもたらす惧れがあると新聞に出ていた。電線を傷めてしまう原因にもなるらしい。これを防ぐ為には新しい送電網の建設を考えなければならないということらしい。自然エネルギーと言ってもいいこと尽くめではない。

ところで、新しい送電網の建設と言えば、ここからは日本の話であるが、超伝導ケーブルの敷設実現はまだだろうか。今の送電線を見ていて気になることがある。1本の鉄塔の両腕のそれぞれに1系統ずつ、併せて2系統が送電されていることが多い。そして、その一方が他方のバックアップ電源になっているが、同じ鉄塔に依存したもの同士が互いにバックアップになるなどと、果たして言えるのだろうか。少なくとも数十メートル以上離れた独立した鉄塔に、バックアップ系統を敷設すべきではないかと思う。これからますます電気が重要な時代になる。文明が高度に発達してしまうと、停電は恐ろしいものになる。