食べ残しの行方

月 旧暦4月8日 大安 壬子 七赤金星 上弦12:47JST Charlotta Lotta Annandag pingst V20 21641日目

先週であったか大阪の高級料亭で、客の食べ残した食材を廻して他の客に出していたことが発覚した。もちろんいけないことであるが、食べ物を無駄にしてはいけない、という気持ちだけは分かる気がする。僕は終戦直後の食糧難の時代を体験していないから何とも分からないのであるが、これから先、もしも食糧危機の時代を迎えたら、人は今回のような事件をどのように評価するであろうか。食べ残しを廻してあたかも新品のように見せて営業するのはひどく悪いことに決まっている。けれども、まだ十分食べられる素材をどんどん捨てなければならない状況と言うのは、全く別の問題として、看過できない気もするのである。一体この日本でどれくらいの食糧がそのように捨てられているのであろうか。せめて余った食材はお持ち帰りパックのようにして注文した人に持ち帰ってもらう、それを要らないと言う人は初めから注文しないこと、みたいなことはできないのだろうか。