月と金星

月 旧暦9月26日 仏滅 癸卯 三碧木星 Eugen, Eugenia V45 21454日目 -1.4℃

夜明け前の東の空に月と金星がふたつ並んで輝いていた。黒々とした梢のゆれる間に輝いていた。月は地球に近いから、地球から見る月は他の星よりも早く東へ東へと移動する。だから明日の朝はもう離れてしまうことになる。でもそれは月と金星が並ぶ頻度が割と高いということでもある。それでもその並ぶ様をあまり見かけることがないのは、たまたまその日が曇っていたか、自分が早起きでないか、のどちらかである。今朝は並んでいるところを見た。裏木戸を開けた瞬間に飛び込んでくる星の光はいつも新鮮である。だれかが詠んでいた。

真砂なす 数無き星の その中に 我に向かいて 光る星あり

現代の都会は夜がいつでも明るくて、数なき星を見る機会も少なくなった。でも我が住む町ではこれからの季節は美しい星の夜に恵まれることもある。