増えるインバウンド

2024-06-02 (日)(令和6年甲辰)<旧暦 4 月 26 日>(大安 丁酉 一白水星) Rutger Roger    第 22 週 第 27504 日

 

最近の新聞では、インバウンドの旅行者に関する記事が多くなった。先日など、山梨県でコンビニ越しに見える富士山が話題になりすぎて黒幕が張られたとか、さらにその黒幕に穴が開けられたとか、読んだ。また、八坂神社で鈴を乱暴に振り回す外国人観光客がゐて、京都の静穏な環境を守ることができない、といふニュースも見た。狼藉をはたらく無礼者は外国人ばかりではないと思ふ。インバウンドが増えるのは、経済効果をもたらすから良いニュースであるといふ一面もあるが、さうばかりも言ってられない。そもそもインバウンドが増える理由として、円安などがよく挙げられるが、僕は日本といふ国が(今のところ)平和であることが何より大きい理由であると思ふ。残虐な紛争の続くウクライナやパレスチナから遠い極東の地であるといふことも旅行しやすい一因かもしれない。日本の政治家たちはいま何をしてゐるかと云へば、ここ半年ほどは、自民党派閥の裏金事件をこれから防ぐにはどうしたら良いかといふことについて与党も野党も多大なエネルギーを費やしてきた。増える自然災害、高まる国際緊張、迫る気象変動への対策など、本当に真剣に議論していただきたいことが山積みしてゐるのに、政治の現場では、本題そっちのけで、政治以前のつまらぬことに実に多くの時間と労力を割いてゐるのだ。こんな税金の無駄遣ひってあるだらうか。政治家当人たちはそのことをどれだけ自覚してゐるかわからないが、そのツケを将来国民が払ふことになるかもしれない。情けないと云へば情けないのだが、そんなことを論じられる国は、うんと逆説的に言へば、国が平和である証拠かもしれない。ただ、そんな国は一部の外国人から舐められないかと心配でもある。

夏の陽射しに輝く草花を見ると、ここには戦争がなくて有難いとしみじみ思ふ