航空会社に苦しい時代

2020-10-08 (木)(令和2年庚子)<旧暦 8 月 22 日> (大安 甲申 一白水星)寒露 Nils   第 41 週 第 26172 日

 

新型コロナの影響を大きく受けてゐる業界のひとつが航空会社である。10年、20年といふスパンでみればきっと立ち直ると思ふけれども、これから5年間くらいは需要が回復せず厳しい状況が続くのではないかと思ふ。これはどの国の航空会社でも同じと思ふ。だが、そのことにどの様に対処するかは国によって方針が随分違ふ様である。資金繰りの面でも外国の航空会社はあれよあれよといふ間に危機に陥るのに対して、日本の航空会社は色々と手を打ってゐる様に見える。また、日本の航空会社の素晴らしいところは、従業員の整理解雇に容易に踏み切らずに色々な方策を模索する点だ。危機を一緒に乗り越えようといふ同胞意識が働く人たちに芽生えるのではないかと思ふ。SAS ではスウェーデンパイロットを解雇する一方で、新たに外国のパイロットを雇ふ様なことをしたので批判にさらされてゐると新聞記事で見た。僕は北欧で福祉の豊かな面を享受してゐるのであまり悪い面を言ひたくないが、従業員解雇はここでは割と簡単に実施される感じがする。日本でも従業員の雇用を大事にする会社は少なくなってゐるのかもしれないが。

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芝生の上に模様をなす落ち葉