コロナ感染がまた増えてゐるといふ

2023-11-12 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 29 日>(先勝 甲戌 五黄土星) Fars dag Konrad Kurt   第 45 週 第 27305 日

 

地方紙 Södermanlands Nyheter の月曜日(6日)に載った記事によると、県内のコロナ感染が最近また増加傾向にあるといふ。Södermanland 県で第42週には24人の感染者数であったものが、第43週では63人に増えたと出てゐた。マスクを着用する人はこの国には見当たらないし、この国には2類とか5類とかの指定もない。同調圧力もない。どちらが住みやすいかと聞かれれば、この件に関してはスウェーデンの方が住みやすい気がする。

パンデミックはこれからも人間に襲ひかかることがあるかもしれない。すっかり安心はできないと思ふ。現代の世の中には、戦争があったり、感染症の流行があったり、気象変動による災害があったり、なんだか将来が明るくないみたいに思ってしまふ。自然の脅威や運命に対して人間は如何に無力であるかを改めて思ふ。そして心のどこかに自分ひとりは災厄に巻き込まれたくないと思ってゐる。だが、天心は蒼々としてはかりがたし。自分もまた、いつどんな災厄に巻き込まれないとも限らない。僕らは大変な時代を生きてゐることは確かだと思ふが、それでも心の片隅に希望を持つことは大事と思ふ。希望を持って生きられるかどうかは、自由な心で生きられるかどうかと密接に絡んでゐる。もし自由な心で生きることができれば大抵の困難は乗り越えられるのではないかと思ふ。口で言ふのは簡単だが、実践するのは難しい。

ちょっと他のことをしてゐるとすぐに日が暮れてしまふ。