共同掃除の日

2023-10-21 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 7 日>(先負 壬子 九紫火星)Ursla Yrsa   第 42 週 第 27283 日

 

住むアパートの近隣の人たちが集まって建物の周囲の掃除をする日である。かういふイベントには積極的に参加する人間であると自分では思ってゐたのだが、なぜかけふはその時間が来ても起き上がる元気が出なかった。それで布団の中でダラダラと一日を過ごした。熱があるわけでもなくだるいわけでもないのだが、単にやる気が出ないのである。不登校児童の心理ってこれに近いのかな。それともこれは老化のひとつのカタチなのであらうか。幸ひなことに同居人がやる気を出して外に出て掃除に参加してくれて、大いに助けられた。何年か前には掃除に参加できない人はどれほどかのお金を払ふ時代もあったのだが、今はその様になってない。もしその様になると、お金を払ふことで作業が免除されるのなら、お金を払ふ方が良いやと考へる人も出てくるかもしれない。みんなで力を合はせるところに大きな意味があるので、その作業をお金に換算してなんぼと出されることには抵抗がある。過去30年ほどの間に自分たちの周囲の環境保全作業量は減った。例へば以前は夏には芝刈り当番がひと夏に三度ほど回って来たが、今は専門の人に頼む様である。また、建物のペンキ塗りをみんなでやることも昔はあったが今はない。そんな作業中に、ある老人はハシゴから落ちて怪我をされたこともあり、住民の高齢化が原因かどうかはわからないが、住民が直接作業することは少なくなって来てゐる様である。少子高齢化の時代にあっては高齢者でもできる仕事は協力したいと思ってはゐるのだが、けふの様に休んでしまっては申し訳ないと思ふ。

昨日の散歩道