なでしこジャパンはスウェーデンに敗れた

2023-08-11 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 6 月 25 日>(赤口 辛丑 八白土星)山の日 Susanna    第 32 週 第 27212 日

 

今日はサッカー女子W杯準々決勝の日本対スウェーデンの試合(会場はニュージーランド)があると言ふ。それで朝からテレビをつけてみた。我が家のテレビ受信の契約はかなり低い条件なので、うちの契約でこの番組が映るのかしら、と試しにチャンネルを進めてみたら映った。それでソファに座ってゆっくりと観戦することにした。同居人は「私は他にすることがありますから」とかすましたやうに言って、一緒に見ることはなかった。なんだかいつもと反対の様な気がする。まもなくソファの前のテーブルへ僕の分だけ朝食を運んで来た。僕はそれを食べながらひとりで観戦となった。僕は大人になってからはスポーツといふものをあまり見なくなったので、サッカーの試合を見ても反則の判定やその後の展開がなぜさうなるのかわからないことが多い。それでも大事な日本と大事なスウェーデンが対決するといふのでテレビの前に座ったのである。普段見ることもないスポーツをそんな時だけ見たとしてもそれは応援にはならないだらうと思ふ。「エッ、応援って一体どっちを?」と同居人にも聞かれた。自分でもよくわからないが、日本を応援する気持ちの方が勝ってゐた気がする。お茶の間でこんなにだらけた態度で、まるで娯楽のひとときでもあるかの様に観戦しても負けるなと思ってゐたらやはり日本は負けてしまった。現実とは自分の脳に投影されるイメージのことであることを思へば、勝敗の行方もその試合を観測するものの態度で結果が左右されることがありうる。祈りとは本来その様なものではないだらうか。さう思ふと、特に後半よく頑張ってくれた日本の選手たちに申し訳ない気もした。

今日は少し晴れ間があった。