ノーベル賞の日

2022-12-10 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 11 月 17 日>(先負 丁酉 九紫火星) Nobelsdagen Malin Malena 第 49 週 第 26968 日

 

毎年12月10日はノーベル賞の日である。今年は賞の授与がリモートではなく対面で行はれた。晩餐会が行はれる市庁舎の外壁面がカラフルにライトアップされた映像を数日前からテレビで見た。今年は日本人の受賞はないが、スウェーデン人の Svante Pääbo 博士がノーベル生理学・医学賞を受賞された。現代の人類は種として「ホモ・サピエンス」と呼ばれるが、約7万年前、アフリカを出て世界各地に広がったとされる。それまでは旧人ネアンデルタール人」が地上に栄えてゐたが、約3万年前に絶滅した。Svante Pääbo 博士はそのネアンデルタール人のゲノムを解読したといふ。ホモ・サピエンスネアンデルタール人の間で、赤ちゃんができたこともわかってゐるらしい。ネアンデルタール人から分かれた新人類・デニソワ人の発見も大きな功績であるとのこと。ヨーロッパ系・アジア系の現代人はゲノムの1~4%をネアンデルタール人から受け継いでいるといふ話も聞いた。Svante Pääbo 博士はお父上もノーベル賞を受賞されてゐて、親子2代で受賞された。御所属は Leipzig にあるマックス・プランク進化人類学研究所であるが、沖縄科学技術大学院大学客員教授でもある。

曇り空の土曜日