日本への旅

2022-10-25 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 10 月 1 日>(仏滅 辛亥 一白水星)新月 Inga Ingalill 第 43 週 第 26922 日

 

10月3日からの3週間ほど、ブログの更新を休んでしまった。実はこの日以降、日本に来てゐるのである。ブログの更新は1日1回が原則でこれまでやってきたが、この3週間は、頭の中がブログを書けるような状況でもなかった。2019年11月13日に故郷を離れてから約3年が過ぎたが、この間、コロナの流行のために日本に来ることができなかった。3年ぶりに来てみた我が家の庭は荒れ放題で、大変なことになってゐたが、その辺のことは追ひ追ひ書くとして、今日は10月3日に日本に来た時の様子についてまづ書かうかと思ふ。といふのも、ヨーロッパから日本に来るにはロシア上空を通過するのが最短になるのだが、ロシアを迂回せねばならない状況であるので、どんなルートになるのか気になったのである。ストックホルムからヘルシンキへまづ飛んで、ヘルシンキからは東京(羽田)行きの飛行機に乗った。そのルートはかうである。飛行機はバルト海に出て、スウェーデンゴットランド島近辺を通過した。ロシアとドイツを結ぶガスパイプラインが4か所破壊されたのは9月下旬で、その辺の上空も飛んだはずである。その後飛行機はポーランド上空に入り、東欧諸国を南下して、イスタンブール近くで進路を東にとる。黒海の南にはトルコがあるが、そのトルコの黒海沿岸を東に向かふ。コーカサス地方上空からカスピ海の真ん中を横切る。あとはひたすら東京を指して東に飛ぶ。アルタイ山脈を左手に、天山山脈を右手に、タクラマカン砂漠敦煌も右手にあるはずである。まるで古代のシルクロード、天山北路の上空を飛ぶ様な感じがした。ゴビ砂漠のあたりではすっかり明るくなった。飛行機は北朝鮮上空を避けて日本海へ出て、松江あたりから本州に入った。この頃は北朝鮮がしきりにミサイルを飛ばすので安心できない。とまれ、これまでに体験したことのないルートの空の旅で、時間はかかった(14時間)が、それなりに楽しかった。

飛行機の写真は久しぶり